2014年1月16日木曜日

1月 総合医局会

新年明けましておめでとうございます。
今日は今年最初の総合医局会の様子をご紹介します。




今回のDIは、シグマート(中外製薬)について。
私達若手医師向けに基本的な薬剤情報の説明から始まり、実際の麻酔領域でのデータや、最近注目を集めている「心筋虚血に対する虚血コンディショニング、薬理学的コンディショニング作用」についてなどとても興味深い内容でした。
その後様々な連絡事項が続く中、今年11月1~3日に当科主幹で行われる日本臨床麻酔学会の話題もありました。個々の演題発表に加え、今回は企画や講演など運営のお手伝いをするチャンスもありそうで、下っ端ながら少しドキドキしています。
最後にU先生・D先生による抄読会。
テーマは、昨年11月に発売となったアセトアミノフェン静注薬について。
“Intravenous acetaminophen reduces postoperative nausea and vomiting: a systematic review and meta-analysis” Apfel et al. Pain. 2013 May;154(5):677-89.
術前あるいは術中の予防的アセトアミノフェン静注によりPONVが減少したという報告でした。その機序に関してはまだ明確にはなっていませんが、アセトアミノフェンの代謝産物などが直接的な制吐作用を有する可能性がある、あるいは、痛み―嘔気の関連性から、痛みを緩和することで嘔気が減少するのではないかという意見もあるそうです。



世間ではインフルエンザが流行しはじめ、当医局でも風邪をひいている人が急増しています。
ますます寒くなりますので、みなさん御身体に気を付けてお過ごしください。
錬士Hでした。

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