2020年7月14日火曜日

2020年度 第1回グランドラウンド決定



いよいよ当院でグランドラウンドが始まります。世界で御活躍されている先生方に貴重な御講演をお願いしていきます。普段はなかなか聴けない内容ですが、当院にお招きしてしまおうという教授企画です。当日が楽しみですね。

2020年6月21日日曜日

これで気管挿管はお任せあれ!





今日も梅雨の空模様で肌寒い…

がしかし初期研修医の眼差しは暑い!否、熱い!

1か月という短い麻酔科ローテーションで終わってしまう先生たちは多いですがその中でも挿管に対しては特に習得しようと頑張ってくれます。

挿管手技は麻酔科の登竜門ですが、どの科にいっても使える技術で急変時には求められることが多々あります。
骨董鏡(喉頭鏡)しかない病院もあれば最先端のビデオ喉頭鏡を備えてる病院もあります。
当院の手術室も全症例にMcGRATH™で挿管するようになって大分経ちますが、研修医の先生たちには1つのデバイスだけでなく様々なものに触れてもらい、その特性を理解し、使いこなせるようになって卒業していってもらってます。

また病棟などで陥りがちな”食道挿管”は非常に危機的な合併症であり、その発生頻度を少しでも減らせるように挿管して満足ではなく、必ず何重にも確認することを指導しています。

気管挿管は任せて!といえる先生方が増えるように僕らも日々頑張っております。


『先生、声帯みえました!(`・ω・´)b』


2020年6月12日金曜日

将来を悩む君たち(研修医)へ


皆さんは人生の岐路に立った時、何を標としますか?

この時期の研修医の先生たちで選択する科や医局が明確に決まっているという人は少ないのではないでしょうか。

内科もいいな、最近は手技も増えているしな、でもあそこには厳しい指導医がいるしな~、外科も面白そうだけど朝が早くて体力もつかな~、マイナーも魅力的だけど長くやっていけるかな~…などなど

今回はそんな岐路に立っている研修医2年目の先生方へ長坂教授から人生を選択していくための鍵をプレゼントしていただきました。

MGH(Massachusetts General Hospital)での経験や飛行機での心肺蘇生、様々な恩師との出会いの話を紹介しながら、医局を決めるときに重要な点として以下の3つを挙げられました。

・多くの症例に出会える環境
・名物といわれるような恩師の存在
・雰囲気の良い医局

この中でも特に雰囲気の良い医局であることが今後長く楽しく働いていくために重要であると強調されていました。


雰囲気の良いとは?

明るい、楽しい、人が多い、勉強になる、働きやすい、同期と切磋琢磨できるなど、その意味するところはたくさんあり、人それぞれ違います。

皆さんはこれから色々な病院や医局を見学しに行くと思いますが、容易に決断できないことが多いと思います。
そこで是非やってみてほしいのは1年後自分がそこで働いていることを想像し楽しく働いていける雰囲気の良い医局かどうかを見てみてください。
きっと後悔の少ない決断ができると思います。

当講座もそのように感じてもらえるように雰囲気作りも大事にしていますので是非見学に来て感じてみてください。

2020年6月7日日曜日

Basics of Anesthesia勉強会が始まりました!

こんにちは。入局1年目のKです。
6月から始まった「Basics of Anesthesia勉強会」についてご紹介します!

今年度より着任された長坂教授は熱心に若手教育に取り組んでくださっています。その教育方針の一環として、当科では後期研修医にBasics of Anesthesiaを通読することを推奨されています。
・・・ただ、日本語の教科書すらまともに読んでいないのに英語の教科書なんて読めるわけもありません。笑
そこで始まったのが今回の企画です。上級医の先生方が各章を担当しわかりやすいスライドで解説してくださります。

普段の臨床で上級医の先生方からたくさんのご指導をいただきますが、教科書を通読することで知識が整理され理解が深まります。1年かけて1冊を通読し、毎年繰り返します。専門医試験の頃には3回通読していることになります!

記念すべき第一回は「術前評価」についてでした。
(写真)

当院では6月から見学が再開されています。
私自身、たくさんの医局を見学して東京女子医科大学を選びました。圧倒的な症例数、充実した指導体制、明るい雰囲気が理由です。麻酔科医を志す研修医の先生には是非見学に来ていただきたいですそして一緒に楽しく実りある研修を過ごすことができたら幸いです




2020年6月1日月曜日

医療練士(後期研修医)になって

こんにちは、入局1年目のHです。 
今日は入局1年目の私の1日を紹介したいと思います。
当科へ興味を持ってくださっている方へ参考になればと思います!

7:30 出勤、麻酔準備   (早起き)
8:00 モーニングカンファで症例のプレゼン   (ドキドキ)
8:20 入室、麻酔開始   (やったるぞ)
12:00 お昼交代   (ハラペコ)
15:00 手術終了   (達成感)
16:00 翌日の症例の予習、相談   (少し眠い)
17:00 退勤    (ハッピー)

現在はCOVID-19の影響で手術件数は減っていますが、大体こんな感じで毎日過ごしています。1日に担当するケースとしては1-2件といったところでしょうか。
次の日の症例の勉強をする時間も十分に確保されていて、毎日充実した麻酔ライフを送っています!
正直なところ研修医ではなく「麻酔科医」として手術に臨むのは緊張感が格段に違いますが、それでも上の先生にフォローしてもらいながら多くの経験を積んでいます。

……とここまで書いてみて思いました。
「百聞は一見にしかず」
そうです、、ぜひ見学にいらしていただきたいのです!我々後期研修医のカッコいいところ、カッコ悪いところ、(もちろん上の先生方のカッコいいところも)が余すとこなく見ていただけると思います!

先ほどの記事にもある通り、6月から見学が再開となりました。実際、私も女子医大を選んだ理由としては見学の時の印象が一番でしたので、来て、見て、感じてみてください!!

お待ちしております(^^)

写真:全症例ゴーグル、N95マスク、カバーをして気管挿管・抜管 COVID-19対応してます!

2020年5月31日日曜日

病院見学再開しました

2月から世界的に流行していたCOVID-19の影響で当院の見学者の出入りも禁止されておりました。先日の緊急事態宣言解除をうけて、病院側より当院での見学性受け入れの緩和方針が発表されました。
当科ではすでにいくつも見学希望をいただいており長らくお待たせしておりましたが6月から再開します。まだまだ完全な終息ではありませんので感染対策・拡大防止策を徹底しながらの見学となりますがご興味のある方はご連絡ください。尚ご希望の際は以下の注意事項をご確認ください。

・見学者/参加者の体調管理の徹底
⇒事前に発熱や風邪様症状の有無をチェック
⇒同居家族の健康状態も同様にチェック
・行動歴のチェック
⇒過去1カ月以内での海外渡航歴の有無
⇒勤務施設での COVID-19 患者のクラスターの発生状況
・常時マスクの着用
・参加者間の十分な距離の確保
・手指衛生の徹底
・説明会場の換気を配慮
・外来や病棟など患者さんがいる場所へは案内を極力控える
・説明会での宴会は厳禁
・Web での説明会も併用

当院は入院時にトリアージを行い、PCR検査も併用して安全な手術室運営を行っており大きな感染拡大は認めておりません。ピーク時の症例数ではありませんがすべての科の手術を見学することが可能です。
またWebでの面談、紹介も対応いたします。

皆さんのご連絡をお待ちしております。


東京女子医科大学麻酔科講座

2019年10月1日火曜日

EDRA受験記

こんばんは、麻酔科Iです。なかなか秋が深まりませんね。
今回は区域麻酔の若手のホープ、T先生にEDRA受験記を書いてもらいました。
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EDRA part2 2019 ESRA@BILBAO

後期研修医のTです。

2019.9.9にEDRA part2を受験してきましたので報告させて頂きます。

EDRAとは、約40年の歴史を持つ欧州区域麻酔学会ESRAが、2006年から行っている認定試験です。

日本でもこれに追随するかたちで、2019よりJRACEが始まりましたね。

受験のきっかけは、当科のN先生が2017 ESRAルガーノでpart2を受験された時に、自分も居合わせたからです。

そのまま、フランクフルトに移動し、Paul Kessler先生の指導を受け、それから勉強開始しました。
問題集を解きつつ、国内外のワークショップに参加しました。

2018.4 worlds congress NYCでpart1(3時間筆記)を落としましたが、2018.9 ESRAダブリンでpart1をリベンジし、今回part2(40分実技口頭試問)受験でした。

私の担当だったのはNarinder Rawal先生とSlobodan Gligorijevic先生でした。
後で調べたところ、前者は現行の教授かつEDRApart 1のvice chairで、後者も以前にESRAのpresidentやEDRA vice chairをされたとても偉い先生方でした。

口頭試問ではまず挨拶後、皿上の折りたたまれた紙片から一つ引き、開かず試験官に手渡します。
そこにquestion1-4までのテーマが記載されていて、それに沿って試験が進んでいきます。

indication、contraindication、complicationなどの基本の質問事項はあるようですが、試験官により質問が変わり、さらに返答に寄って展開も変わるようです。
基本項目以外は試験官に一任され、加点方式で積み上げていくのかもしれません。

1問目 landmark
Supra/Infra BPB
腕神経叢について概要を聞かれた後、Supraclavicularについての質問展開になりました。
体表の解剖、ランドマーク法、適応、禁忌、合併症について聞かれます。
landmarkの項目だったのですが、途中からエコーを指示され、ライブモデルで画面上の構造物やエコーガイド法での説明も求められました。

2問目 ultrasound
Popliteal sciatic
まずは概要について聞かれた後、ライブモデルに移行し、レジデントにどうやって説明するの?教えて?と質問されました。
1問目と同じように体表から解剖を説明して、エコーで描出を指示され、同様に適応、禁忌、合併症を一通り質問されます。
話の流れは忘れましたが、私がタニケットペインについて返答した際に、タニケットペインについての言及も加わりました。

3問目 clinical case
高齢女性の大腿骨骨折のcase scenarioで、状況と合併症を説明され、君ならどうする?と質問されます。
区域麻酔なのか全身麻酔なのか、それぞれの適応や理由を聞かれました。
それからneuraxialについて話が広がり、最後はmultimodal analgesiaについて質問が波及しました。

4問目 complication
ブロック後に患者が興奮したけど、何を疑いますか?と聞かれました。

LASTの疑いと理由を述べると、そこからLASTの言及になります。
局麻の特性、症状、lipid emulsionなど、LASTガイドラインの内容を次々と質問されました。

40分の質疑応答が終わると、御礼を述べ、退室しました。

今回EDRA part2にチャレンジするにあたり、多くの先生方に御助言を頂き、感謝申し上げます。

part2受験にまで到ったのも、既にEDRAを取得されている先輩がいる事に加え、留学生を積極的に受け入れている当科だからこそ、医学英語でのdisscussionの機会に恵まれたからだと思います。

非常に恵まれた環境で研修している事を実感しました。

結果は試験から一カ月ですが、合否を真摯に受け止め、今後も大好きなregionalの勉強をコツコツと続けて行きたいと存じます。

区域麻酔は、麻酔科の他分野からすると比較的新しく、今まさに盛り上がりつつある分野だと思います。

今後手術室で必要なスキルの1つになっていくと思いますので、これからも一緒に勉強させて頂きたいと思います。

写真は、受験後のcadaver workshopでN先生と。試験官のSlobodan Gligorijevic先生と。