昨日僕が書いた、「ジャンルの違う企業から凄い先生を講演にお招きした」という表記。
日本光電は医療モニターを作っている会社なのでジャンルは異なりません。ジャンルが違うのはいらっしゃった先生が医学系ではなく工学系の先生であるということです。
その日本光電からいらっしゃった先生とは、青柳卓雄先生です。なんとパルスオキシメーターを開発された先生です。
繰り返しますが、臨床系の先生でもなければ医学系の先生でもありません。工学系の先生なんです。
なので、「パルスオキシメーターの原理」の解説をということで講演会は始まりました。
線形連立方程式……とか、しばらく忘れていた数学や物理学の専門用語が次々に出てきて、時々難解な内容になることもありましたが、話がとても面白く、最後まであっという間に終わってしまいました。
パルスオキシメーターの開発にはさまざまな障害があったようです。人体の構造をまず理解し、光の仕組みを理解し、センサーとモニターの仕組みを理解し、そのデータを臨床運用するところまでの流れを説明してくださいましたが、とても一個人でカバーできるとは思えないほどの広範囲の知識が必要だと思いました。
開発者というのは先駆者です。つまり、先にやっている人がいないわけです。だから誰に聞くということも出来ずに自分で切り開かねばならず、大海原を一人で航海している気分だった、と青柳先生はおっしゃっていました。
方程式の話に触れた時、黒板にその式をチョークで書かれたのが印象的でした。最近はパワーポイントで発表されるのがスタンダードですので、なかなか黒板を用いる方はいらっしゃいません。ささっと式を書いてまたPCに戻っていく姿は素敵でした。
最後はみんなで記念写真。普段使っているパルスオキシメーター、その開発者とご一緒することなんてなかなかないことですから、お願いしますと、一緒に写っていただきました。光栄です。
青柳先生、ありがとうございました。
パルスオキシメーターにはまだ先があり、これから凄く精度の上がる改良が数年後なされるとのことでした。その内容についてもこの日、触れてくださいましたが、それはどの程度公開していいものなのか僕には判別できなかったのでブログでは割愛させていただきます。
講演会終了後は、とある理由から大急ぎで帰らなくてはならなかった練士Kでした。

Mastering the ICD-10 coding transition to optimize reimbursement for anesthesia services will take an effort, but it can pay off in terms of higher practice revenue, less paperwork and greater overall clinical efficiency, experts said.




