2014年11月8日土曜日

エコーガイド下神経ブロックワークショップ@東京女子医大

昨年に引き続き、今年も都立大塚病院 麻酔科 逢坂先生をお招きして、エコーガイド下神経ブロックのワークショップを開催しました。

前回の反省を踏まえ、講習時間を長くし、また1人のモデルに対し4名まで、計12名の定員制で行いました。ハンズオンの性格上、やはり実際にプロ―べを手に取り、描出してみないことには始まりません。今回は、それぞれの参加者が比較的充分な時間を取れたようです。よかった、よかった。

神経ブロックの需要はここ数年で増すばかり。
私達、麻酔科医もそのトレンドについていかなければなりませんから。
こうした講習をきっかけに、私達も神経ブロックに対する垣根を越えられるといいですね。



学会などではすぐに定員に達してしまい参加できないこうした講習会を女子医大のためだけにして頂けるのは、贅沢な話です。

逢坂先生、ありがとうございます。気の早い話ですが、また来年もお願いします。










逢坂先生があてるとよく見えるのに、自分たちであてると・・・・
これがなかなかどうして・・・・



2014年10月30日木曜日

臨床麻酔学会 第34回大会 いよいよ開催です!

 
 


11月1日(土)グランドプリンスホテル新高輪でいよいよ開催です!
わたしたち、女子医大が主幹です。

参加される皆さまが充実した時を過ごせるように、私達医局員も各会場でお待ちしております!
テーマは「麻酔科学のDiversity」

全国からのたくさんの先生方と触れ合える機会を、私達も楽しみにしております!


http://meetingnavi.com/jsca2014/

2014年10月26日日曜日

参加して下さった先生方、ありがとうございました




昨日、2015年度の入局説明会を神楽坂 ラストリカートにて開催しました。

おかげさまで、初期研修医の先生方14名にお越し頂き、私達医局員も楽しい時間を過ごすことができました。お集まりいただいた先生方、どうもありがとうございました。


ひとりでも多くの先生方と来春から一緒に働けることを楽しみにしています。




ISAP&ASA@New Orleans


朝夕と肌寒くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日ISAPASAに行ってきました。

 

ISAPはアメリカの静脈麻酔科学会。

朝食ビュッフェ→セミナー→昼食→ポスター発表→セミナーと丸々一日の学会でした。

ポスター発表は日本の発表と違って、各自自由にポスターを回って気になるところを質問する流れ。写真でF先生が説明なさっている方はアメリカで有名なDrだそうな。錬士2年目のH先生も初の海外学会発表とは思えないほど堂々と受け答えなさっていました。






翌日からはASA。機器展示では日本にはまだない機器もあり、会場が広く、リフレッシャーコース、ワークショップやいくつものセミナーが並列で行われていました。また会場では同門の先生方、他大の先生ともお話することができました。

 

New Orleansといえば、ジャズ発祥の地。ストリートの至る所で演奏しており、結婚式を挙げたカップルがブラスバンドを従えてメインストリートをパレードしているところに遭遇したり。学会の合間によく食べよく飲みよく歩き、充実した5日間でした。

機会を与えて下さった先生方、サポートしてくださった皆様、ありがとうございました。


 

2014年10月20日月曜日

10月25日(土)入局説明会 参加者数 途中経過 その2

10月25日(土)入局説明会@ラストリカート


現在までに参加希望を頂いた初期研修医の先生方は 13名 となりました。興味を持って頂いて、どうもありがとうございます!


着席、予約制の会になります。

参加希望の方は、お早めにお知らせください。

まだ席を押さえられます。



みなさんとお会いできるのを一同で楽しみにしております。



2014年10月12日日曜日

10月25日(土)入局説明会 参加者数 途中経過


10月25日(土)入局説明会@ラストリカート


現在、初期研修医の先生方 10名 が参加予定です。

着席、予約制の会になります。

参加希望の方は、お早めにお知らせください。

みなさんとお会いできるのを一同で楽しみにしております。







2014年9月14日日曜日

9月医局会


913日におこなわれました医局会の報告をいたします。

 

 まずは、セボフルランとトラマール(ファイザー)の勉強会では、トラマールとトラムセットの違いを勉強しました。

 トラマールはアセトアミノフェンが含まれていない非がん性慢性疼痛の鎮痛薬で、トラムセットは325mgのアセトアミノフェンが含まれている合剤です。添付文書に記載がありますが、1500mg/dayを超えると肝障害の注意をする必要があります。
 しかし、アセトアミノフェンは風邪薬などにも含まれており、普段からトラムセットを内服している人が一緒に内服すると、高容量のアセトアミノフェンを摂取してしまう可能性があります。
 
 例えばペイン外来の患者さんが、知らず知らずのうちに風邪で風邪薬を内服している可能性もあるので、注意したいと思いました。
 
 

 

次に公衆衛生学教室のN先生より、厚生労働省がおこなっている、雇用の質のマネジメントシステムについての説明がありました。

 医師が医師の雇用の質を上げていくのが狙いで、当医局が初の試みだそうです!
 
 直接業務・間接業務に対する介入を行うことで、職場に潜在的にあるという困難を良くすることが出来るかもしれないというのです。
 


 
 プロジェクトがこれから始まるということで、ブログをお読みの方は、今後の展開をご期待ください。




練士H先生による抄読会もおこなわれました。今回のテーマは『全身麻酔の術中のグルコース投与が代謝にどう影響するか』でした。

 術中の少量グルコース投与は高血糖をきたすことなく、脂質代謝が抑制されるようです。

 術前から術中のグルコース投与で飢餓状態からくる脂質異化の回避ができるとのことでした。

 
 最後に練士Y先生による症例発表もあり、今回も多くのことを勉強できる医局会でした。
 次回は臨床麻酔科学会の直前の医局会とのことで、それに関する内容になるようです。
 少しずつ気温も下がり、過ごしやすい日が続いておりますが、皆様も体調に気をつけてお過ごし下さい。以上練士Fでした。

2014年9月12日金曜日

10月25日(土) 入局説明会、今年もラストリカートで!!



一年が経つのは早いもの。もう入局説明会の季節です。

当教室では、公式説明会は一度だけ。

神楽坂のリストランテでコース料理を楽しみながら、
私達の様子を見て聞いて感じてください。

着席になりますので、参加希望は事前に連絡を
sevopropo@yahoo.co.jp
もしくは
ikyoku@anes.twmu.ac.jp
までお願いします。お席を確保致します。

みなさんにお会いできるのを楽しみにしております。

2014年9月3日水曜日

赤州杯 2014


今年も行ってきました、麻酔科大学対抗ゴルフコンペの赤州杯!

去年に引き続き錬士Hがご報告いたします

 

野球の青州杯も毎年の恒例行事ですが、ゴルフの赤州杯も各大学が優勝を目指して例年大変盛り上がります。

 

今年もまた軽井沢72ゴルフにて開催されました。NECゴルフトーナメントで使用される北コースです。2度目のラウンドでしたがやはり難しい!アップダウンは少ないのですが、グリーン周りに池やバンカーが多く、フェアウェイが狭いのです。

 

私たち女子医大チームも今年の赤州杯にむけて練習を!積んでいませんでしたが、、、形から。ということでお揃いユニフォームを作成し挑みました



N教授、ピンクがとっても似合っていました!!

 

本当はもう一人美人女医が参加の予定だったのですが欠席で残念。

(そのため花が無いと言われました。。。)

 

ということで形から入った私たちでありましたが、なんと結果は団体戦3位!!

昨年4位の成績から少しずつ上り詰めております!

そしてレディース杯優勝でエンブレムまでいただいててしまいました!!

(正確に言えばグロスでは優勝ではありませんでしたが)






前日に軽井沢入りをして、ワイワイ前夜祭を楽しみ、ゴルフも満喫し、とても充実した楽しい週末でした!さて、今週もお仕事頑張ります!

 

山あり谷あり池ありバンカーありのゴルフと同じように、麻酔も難しいことが多いですが、しっかり経験を積んでレベルアップするよう頑張ります。

 

追伸

10月には医局コンペである野村杯が開催されます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

<第28回 野村杯 開催要項>

105日(日)

ザゴルフクラブ竜ヶ崎 

※その他詳細は追ってご案内いたします

2014年8月15日金曜日

海外での医療ボランティア

 医師として海外で活躍してみたいと思う方もいらっしゃると思います。国境なき医師団や赤十字のような国際的な医療組織のメンバーになることだけが道ではありません。7年目麻酔科医の私のケースをご紹介いたします。

 

私はHeart Saving Project(以下HSP)というNPO法人の治療チームの一員として、モンゴルでの小児先天性心疾患のカテーテル治療に参加しています。母校である島根医科大学(現 島根大学医学部)の小児循環器の先生が立ち上げたプロジェクトで、学生、研修医、麻酔科医として2回の計4回同行させていただきました。その時々で自分にできることは異なりますが、その時の自分の目で見、心で感じ、毎回異なった経験を得て帰ることができます。

 

モンゴルというと、ひたすら広い草原に白くて丸い移動式のテント、というイメージを持たれる方がほとんどと思いますが、首都のウランバートルはビルの立ち並ぶ都市で、私たちの医療活動も立派な建物の病院内で行われます。1週間の滞在のうち4日半で35名程度の治療にあたるので、17~8名のカテーテル治療の麻酔に携わることになります。日本と大きく違うのは、まず初日に、麻酔のための物品を揃えるところから始めなければならないところです。言葉も十分には通じず、薬品や物品も微妙に異なりますので、自分に必要なものを現地のスタッフの方に必死に伝えてひとつづつ揃えていく必要があります。渡航を重ねるごとにコミュニケーションもスムーズになって、最近では現地の病院側が事前に物品を揃えてくれるようになってきています。薬品はほとんど同じですが、ロシア語表記だったりするので看護師さんに確認します。普段、大学病院で麻酔をするときには、薬剤師さんやMEさんが必要物品・薬品を用意してくれるのが当たり前のようになっていますが、いかに普段の業務環境が恵まれているかということに改めて気づきました。

準備が整ってしまえば、あとは毎朝9時ごろから最初の患者さんのカテが始まります。2~3名の麻酔科医で、17~8例の麻酔を自転車操業のように行っていきます。1人が終ればストレッチャーに移し、部屋の隅で覚醒させている間に次の患者さんの導入が始まります。治療が終った頃には21時ごろとなりへとへとです。みんなでレストランへ移動し食事をとってホテルに戻るのは23時ごろになります。普段の日本での毎日とほぼ変わらないか、それよりきついくらいです。観光の時間もほとんどなく、最終日にちょっとお土産を買いに行くくらいです。しかし、最終日、今回の渡航で元気になった子供たちと家族が集まって「ありがとう」といってくれるのを見ると何とも言えない充実感に満たされます。日本では麻酔科医は縁の下の力持ち、表に出ることは少なく、直接患者さんから感謝される機会はめったにないので、直接感謝の気持ちを受け取れるというのは非常にモチベーションがアップします。小児科医の先生たちも言っていましたが、一度参加するとまた来たいなぁという気持ちになってしまう不思議な魅力があります。

現地ではモンゴルの人たちがボランティアとして、日本とモンゴルスタッフの間の通訳や、患者さんとのコミュニケーションの通訳をしてくださったり、去年治療を受けたお子さんのご家族が、治療スタッフのためのお弁当作りをしてくれることもあります。

 

このような活動は医局から斡旋されているわけではないので、自分の休暇を利用して渡航することになるのですが、自分が休んでいる間の業務をカバーしてもらえるだけの医局員数と上司の理解があってこそこのような個人的な活動を可能にしていると思いますので、自分の置かれた環境のありがたさに改めて気づきます。興味を持ってくれそうな後輩たちにも声をかけ、すでに何名かが経験してくれています。

 

興味のある方はぜひ仲間に加わってください。今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。HSPでは渡航ごとに若干名の麻酔科医を募集しています。単発でもリピーターでも可能です。

 

NPO法人ハートセービングプロジェクト http://heartsaving.org/



2014年8月3日日曜日

2014 納涼会開催

 2014年7月31日、猛暑の中、とある韓国料理店で納涼会は開かれました。

 異動する医局員、帰局した医局員がそれぞれ挨拶して最後は集合写真。

 研修医の先生方もたくさん集まり大盛況に終わりました。


 入店するなり貸し切りにしてほしいと言った幹事の後輩は、席が思ったように埋まらず、もう途中から飲んでごまかしていましたが、それも含めて楽しかったです。

 関連病院も多く、毎年のように人の入れ替わりの激しい医局ですが、皆別れと出会いを楽しみながら毎日頑張っています。

 熱中症にやられる前にビタミンBをと、豚肉を食べ続けていたら共食いと言われてしまった練士Kでした。

2014年7月31日木曜日

エンフルラン ってオレンジ色だったのですね。。。




最近、行くようになった病院で、先日、エンフルランの気化器を発見!!

・・・・・はじめて、見ました。

セボフルランは黄色、デスフルランは青。イソフルランはパープル。
(最近の先生は、イソフルランのパープルもすでに見たことがないのでしょうか。)

しかし、さすがにエンフルランとは。。。オレンジだったんですね。

でも、この病院にもエンフルランの薬液自体はもうないそうです。
なら、気化器外せばいいのに・・・
実はこの麻酔器、気化器は外せないそうです!?なら、仕方ない。

ちなみに約液補充は、気化器の足元のお皿にこぼれないように少しずつ注いていきます。
お猪口にお酒を注ぐみたいです。
案の定、私はこぼしましたが。。。


色々なところで麻酔してみるものです。日々、新たな!?発見が。。

2014年7月7日月曜日

ミニDAMセミナー2014 午後の部だよ

毎年恒例の、河和田町ミニDAMセミナー!!
今年も紀南病院の中川先生をインストラクターとしてお招きして、新入局員1年生を対象に開催しました。


エアウェイスコープ、マックグラスとビデオ喉頭鏡の登場により、Difficult Airway Management のアルゴリズムもこの数年で考え方、アプローチが少し変わってきているようですね。

さらにロクロニウム、スガマデクスの登場は、筋弛緩薬投与のタイミングに関してやはり従来とは異なったアプローチをとりつつあるようです。


これらを講義して頂いたのち、SimMan を用いてのハンズオン、シュミレーション!
まずは午後の部の参加者の様子をご紹介します。






ますは中川先生の講義!



 

さっそく、二人がかりでないとマスク喚起出来ない事態に!?
K谷先生、さすが一年先輩だけに貫録のマスクフィッティング。


 

結局、ラリマを入れられちゃったよー(涙)






SpO2 81まで下がる!?
アラームもいい感じで鳴ります。仮想とはいえ、、、焦る!?


 

胸、挙がってる??




 
T井先生のファイバー挿管。
マックグラスが出てから、なかなかする機会も減りました。
 





中川先生によるレビュー。
T井先生、なぜにそんな顔を!?




 
 





2014年7月5日土曜日

スキルス・ラボ !!


 
 
スキルスラボが、女性生涯教育支援センターの一階に移動しました。
できたばかりの真新しい建物に、広々としたスペースが確保されています。
 
今日の後期研修医1年生向けDAM講習会も、ここで開催されました!
将来的には、もっと大人数でシュミレーション講習を開催したいものです。
 

 
 

 
なんだかパチンコ台のようですが、胎内&胎外血液循環のモデルです。
光を追っていくと血流が理解できる!?




 

ダヴィンチのコンソール。
ここに座って、その操作性を実感できます!


 

気管支鏡と内視鏡のシュミレータ―!?
ちょっと、見た目が怖い・・・・

DIC治療セミナー@女子医大

 
 
会場が女子医大の外来棟ということで、症例が終わってから勉強会に参加してきました。
 
その名も、DIC治療セミナー。
 
トロンボモジュリン製剤を使用するようになってから予後がいかに改善されたか!?
心臓外科の先生のご講演がありました。
 
 
その後、長年、トロンボモジュリンの研究に取り組まれてきた鹿児島大学の丸山征郎先生のご講演!! 人間の進化の結果としての血液循環系、血液凝固系。。。。そんなアプローチからのお話はとても新鮮で・・・・とはいえ、日ごろ、基礎研究に携わっていない私にはなかなか難しい。。。。
 
しかし、普段、なかなか自分ではオーダーしない薬剤ですから、こうした話を聞く機会は貴重であり、またとても刺激になりました。こうした研究会が頻繁にあるのは、東京ならでは!?でしょうか。
 
来週も、実は研究会に参加予定。吸収できるものは全て吸収したいと思います!
 
 

 
 
 




2014年6月3日火曜日

麻酔科公式説明会ポスターを作りました

 ただいま外病院に出向中の練士Kです。そろそろ麻酔科公式説明会の時期が迫ってまいりました。

 入局してからというもの、何故か医局説明会のポスターを作るお仕事が回ってくるようになりました。学会発表以外でポスターを作成することになるとはなんてめんど……。いえ、お仕事がいただけるなんて、なんとありがたいことでしょうか。

 
 
 今回の主題は、機会(チャンス)です。初期研修医中にあまり何も考えずに進路を選んでいると、どうしても大きな流れに従いがちで、一生を決めるという後期研修先を自分以外の意志に導かれて決めてしまいがちです。政府とか。もう本当、知らない間にみんな誘導されてますから。
 
 だから、こうした説明会は進路を見つめなおす良い転機となり得るのではないかと思います。
 
 麻酔科になるかはどうかはともかく、後で後悔しないために、沢山色んな所の入局説明会をみておくべきじゃないかと思うんです。


 レストランもいいところですし、研修医は院内院外問わず参加無料です。疲れた日常から離れ、リフレッシュするのにもちょうどいいのではないのでしょうか。

 
 気になる方は、麻酔科医局に問い合わせてもいいし、お近くの練士に聞いてみてもいいと思います。
 
 
 

2014年6月2日月曜日

7月5日(土) ミニDAMセミナー@TWMU




毎年、恒例のミニDAM講習会。
今年も、紀南病院の中川先生をお招きして、新入局員にDAMセミナーをお願いしています。
やはり、麻酔科医にとって気道確保はなによりも大事ですからね。
後期研修医1年生がこれから怖い思いをしないためにも、いつも有意義な時間となっています。

ハンズオンの性格上、参加人数が限られ、すでに定員に達していますが、レクチャーの聴講やハンズオンの見学などはまだまだ可能です。参加希望の方は、ご連絡ください。

2014年5月23日金曜日

日本麻酔科学会第61回学術集会 Anesthesiology Impact at Present and Potential for the Future

初めまして、練士一年目のTです。
入局後初の学会ということで、5/15(木)~5/17(土)にパシフィコ横浜に行ってきました。
 
新一年生は三日間フルで参加させて頂けるとのことで、同期とわくわくしながら、
先輩医師の発表やリフレッシャーズコースを事前にチェックしました。

シンポジウムや大きな講義は会場も広く、ドギマギしながら入ると、
普段身近な教授や講師の先生が壇上で講演されておりました。
そこでは、自分の知らない多くの医師達が真剣に受講しているのを見て、
そんな先生方に常日頃指導して頂けるなんて、ありがたい環境だなと感じました。
 
また、近い学年の先輩医師達が堂々と演題やポスター発表をしているのを、
来年は自分たちの番だとドキドキしながら、尊敬の眼差しで見学しました。
 



 
 

企業ブースでは多くの新製品について説明して頂きました。
個人的に気になったものを、いくつか紹介していきます。
 
一つ目は分離肺換気用のダブルルーメンチューブです。
気管支カフと気管支チューブに可動性があり、体位変換等で
カフがズレにくい構造となっておりました。
この製品にはバイトブロックも備え付けてあり、深さ調節の際に、
ワンタッチでバイトブロックとチューブを付け外しできるというのも利点でした。
 
二つ目はMaCGRATHビデオ喉頭鏡の新型ブレードです。
現在のものより弯曲が強く、先端が長くなっており、また表面の加工により
すべりが良くなっているとのことです。
海外で発売されたばかりとのことで、早く使用してみたいです。
 
三つ目は簡便に心筋酵素、D-dimerなどを測定できるデバイスでした。
血ガスのようにセットすると数分~数十分で順次測定結果が表示されるというものでした。
心疾患患者に対し、術中や術前での迅速な評価が必要なときに、非常に有用だと思いました。
 
四つ目はBISに変わる脳波測定方法で、画像イメージで
左右の脳の覚醒度を確認できるとのことでした。
こちらは承認がまだとのことでパンフレットも作成されてませんでしたが、
近未来を感じるモニターにワクワクしました。
当麻酔科はどんどん新製品が導入されるので、メカ好きの自分としては嬉しい限りです。



 

   



リフレッシャーズコースやランチョンセミナーでは、新入局員に相応のコースがたくさんあり、
食い入るように講義を聞いておりました。
薬剤の基本的な知識から、本にあまり書いてない具体的な臨床での投与方法を聞けて、
とても有意義でした。
レミフェンタニルとプロポフォールの投与バランスや、デクストメデトミジンの投与法、
不整脈薬の特徴など、丁度疑問に思っていた事を知れてとても勉強になりました。

また、そのような合間に、海外から留学でいらした先生と同期らとで
ホテルのランチビュッフェに行ったり、麻酔科志望の他大や他病院の後輩と会ったりと、
勉強以外にも学会を満喫させて頂きました。






 
大満足の学会参加で、来年の神戸での学会を既に心待ちにしております。
 
 
以上、Tより学会報告でした。

2014年5月11日日曜日

2014東京麻酔専門医会総会プログラム

日時:2014614日(土)
場所:昭和大学医学部付属看護専門学校

タイムスケジュール
12:3013:30  役員会 会議室(1階)
13:3014:00  総 会 演習室(4階)

14:0017:00  学術講演会
講演114:0014:45
「人工呼吸に必要な呼吸生理の基礎知識-肺に優しく、負担の少ない呼吸管理の理論的実践」
東京医科歯科大学医学部附属病院 集中治療部(東京医科歯科大学大学院医歯学総 合研究科救命救急医学分野)
  中沢弘一

講演214:4515:30
「専門医試験問題に学ぶ統計学」
医療法人社団こうかん会 日本鋼管病院 
津崎晃一

共催講演(15:3016:15

講演316:1517:00
「敗血症性ショックの病態と治療」
名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野 
松田直之 
 
 ◎17:0018:00  意見交換会 講堂(地下1階)


会費は全て無料