2019年6月10日月曜日

ICCVA-ASCA参加レポート

こんばんは、麻酔科Iです。
怒涛の学会レポートですが、最後は私から、6/6~6/8に韓国で開催されたICCVA (International Congress of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia)-ASCA (Asian Society of Cardiothoracic Anesthesia)に参加してきたので報告させていただきます。



2年前にも香港で開催されたASCA meetingに参加させていただきましたが、今回はICCVA, そしてKSCVA (Korean Society of Cardiothoracic and Vascular Anesthesiologists)との合同開催ということもあって、かなり大規模な学会でした。
心臓血管麻酔に関するセッションやシンポジウム、ワークショップ、E-poster展示と、盛りだくさんの内容でした。
3Dエコーやストレインに関しての知識のブラッシュアップや、VAD, はたまた当院でも近いうちに導入されるであろうIMPELLA (補助循環用ポンプカテーテル)のエコー評価、臨床応用に至っていない非カテコラミン血管作動薬、 TAVIやMitraClipなどカテ治療の合併症やTEE guidanceの方法、ビッグデータ・Deep learningと麻酔の未来などなど...。とても濃密かつ最新の知識を手に入れることができました。英語の講演なので勉強不足な自分としては一聴して全ては吸収できませんでしたが、引用文献を後でcheckしてみるというのも学会での知識の獲得法の一つかなと思っています。

E-posterではFontan循環の麻酔管理に関する2例報告を発表してきました。Moderatorが順番に発表者のもとへ巡回してきてshort presentationを行う形式で、とても和やかな雰囲気の中リラックスして発表することができました。当院の心臓麻酔研修へ来られている留学生の先生方も素晴らしい発表をされていました。





夜は野村教授と食事会をさせていただいたり、学会主催のGala dinnerへ参加してきました。突然の暗転、光る男たちがクラブミュージックに身を任せダンスし始めた時、学会主催者側の本気を見た気がしました。笑




今回ポスター指導をしてくださったN先生は海外の先生方とも交流が深く、様々な先生と交流されている姿を見て、N先生のようにglobalに活躍できる人材となっていけるよう精進していきたいと感じました。

隙間時間をぬって少しばかりソウルの観光もできました。とりあえずタピオカミルクティーは飲んでおきました。


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東京女子医大麻酔科では、若手のうちから国内・国外問わず様々な学会で発表できることが強みの一つです。
研修医の先生方も、入局された暁にはどんどん学会発表の経験を重ねてstep upしていただけたらと思います。
くどいようですが、今月・来月と医局説明会を予定していますので、是非ともご参加ください!
問い合わせ先
女子医大麻酔科医局 <ikyoku.ac@twmu.ac.jp

ESA参加レポート

こんばんは、麻酔科Iです。
学会レポートまだまだ行きます、次はESA (European Society of Anaesthesiology)のcongressに参加されたI先生にレポートしていただきます。
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医局員Iです。
6/1-3にウィーンで開催されたESAに参加してまいりましたのでご報告します。

ウィーンについた日の朝からpre-congress courseのpoint of care ultrasound in neonates and childrenを受講しました。講義をみっちり受けた後に本物の子どもたちやマネキンでの実習でした。講義についていくのはなかなか大変で心が折れそうになりましたが、実際にエコーを当てながら指導を受けることができ、有意義な1日となりました。

ポスター発表では様々な国の方がおり、その発表やポスターを見るのも勉強になりました。
私のセッションは産科麻酔領域の症例報告でした。興味深い症例が多く、実際に自分がその症例に遭遇したらどうすべきか悩ましいなと思いました。
発表はとても緊張しました。反省すべき点も多かったですが、どうにか伝わったようでした。
今回一緒に行ったK先生O先生は堂々と発表されており、刺激を受けました。


学会の合間には美味しいご飯を食べたり観光をしたりと楽しむことができました。見るべきところが沢山ありましたが、十分な時間がなかったのでまたの機会にウィーンに行ってみたいです。


今回のESAは私にとって初の海外での発表でした。英語での抄録作成・演題登録・参加登録・英語での発表など戸惑うことも多かったですが、良い経験ができたと思っています。
ご指導いただいたF先生、初海外学会の私をなにかと気にかけてくださったK先生、英語発表ダメ出ししてくださったO先生、快く送り出してくださった病院の先生方、本当にありがとうございました!

IARS参加レポート

こんばんは、麻酔科Iです。
続きましてIARS(International Anesthesia Research Society)のannual meetingに参加されましたS先生にレポートしていただきます。

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こんばんは!麻酔科後期研修医のSです。
5月にカナダのモントリオールで開催されたIARSの参加報告です。
TAVI中の下腿の酸素化測定と血管損傷の関連についてポスター発表してきました。今回は発表者に直接質問する自由(?)な形式でしたから、質問を受けるのに緊張しながらも、気になる発表に質問しに行くことができました。
いくつかのセッションに参加して、英語の発表を理解して質問する事の難しさを感じていましたから、気軽に質問できるいい機会に感じました。

今回は初めての国際学会参加で、何気に難しい学会登録の手続きから、発表のご指導まで、たくさんご指導を受けながら参加できました。なかなか知り合えない他大学の先生方と交流できたり、上の先生方の考えを知ることができたり、観光も一緒にしたり、なかなか日常業務の中では味わえない素敵な経験でした。今後も参加したいですね!
 
 
本家が焼けちゃったノートルダム大聖堂は、しっかり観光してきました! 

日麻学会 新入局員レポート

こんばんは、麻酔科Iです。
この時期は学会が数多く開催されていますね。
先日行われた日本麻酔科学会 学術集会について、新入局員のK先生にレポートしていただきました。

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初めまして!
新入局員のKです!

今日は4月に入局した医局員が日本麻酔科学会第66回学術集会に行ってきたのでブログで ご報告致します。



今年の日本麻酔科学会は神戸で行われました。初めて参加する学会だったので、緊張と楽しみでいっぱいで東京を出発しました。(皆んなで同じ部屋に泊まって修学旅行みたいでした〜)

学会は麻酔に関わる様々な分野の講演を各会場で聞けたり、麻酔には欠かせない最新の医療機器を見ることができます。(休憩スペースでお菓子も食べたよ🍘)

私たちは、主に呼吸器外科のときに使う分離肺換気やブロンコキャスについてのお話、小児の気道管理のお話を聞いてきました。


他にも最先端の研究や海外では何が主流になっているのかなど、なかなか聞くことが出来ないとても貴重なお話ばかりでした。

また、医療機器ブースでは普段使用している麻酔・手術に関わるいろいろな道具が展示されていました。
実際にi-gelを使って挿管している様子です。



医療機器も日々新しくなっていて、患者さんにより安全に麻酔を受けて頂くよう最新の知識をアップデートする必要があると感じました。

神戸に来た1番の目的はもちろん学会参加ですが、少し観光もして参りました!
そして、神戸の楽しみは神戸牛! 野村教授、尾崎教授に素敵なお店に連れて行って頂きました。普段はできない色々なお話をしながら、楽しい時間を過ごしました。
お肉はもちろんとてもおいしくて、すぐに食べ終わってしまいました!



他にもガイドブックやInstagramでよく見るおしゃれなスタバにも行き、神戸を堪能して参りました。
来年は後輩と一緒に行けるのを楽しみにしてます!



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研修医の先生方には、入局してからの雰囲気を少し感じられたのではないでしょうか。
今月、来月と医局説明会を予定していますので、少しでも気になる方はぜひご参加ください。

問い合わせ先
女子医大麻酔科医局 <ikyoku.ac@twmu.ac.jp


2019年6月3日月曜日

experience in TWMU

こんにちは、麻酔科Iです。
今回はタイからの留学生であるN先生に、女子医大での心臓麻酔研修の様子を語っていただきました。
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My name is Neranchala. I am an anesthesiologist from Thailand. I have an opportunity to study as clinical cardiovascular anesthesia fellowship in TWMU.
Cardiac anesthesia team in TWMU is very good. Every cardiac anesthesiologist stuff is so nice, smart and welcomed. They discuss knowledge and also teach me how to do transesophageal echocardiography which is really important and helpful for cardiac surgery. I experience many kinds of interesting cardiac cases here. And many cases that I rarely or never attend before such as OPCAB, TAVI, LVAD implantation and cardiac transplantation open my eyes. I can see and learn how to monitor and manage during intraoperative case.
Beside the knowledge, the atmosphere in OR is so good. TWMU staffs including cardiac anesthesiologist,  surgeons, nurse staff and also perfusionists are very kind and friendly. They dedicate to patients. They are a good team.
It is wonderful experience for me during a year and I am really happy to be part of the TWMU team.

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留学生と交流することで英語の勉強にもなったり、国外での医療事情の話を聞けたりと、非常に勉強になっています。
当院麻酔科へ興味を持っていただけましたら、6月15日(土)12時頃から本年度第1回医局説明会がありますので、ぜひご参加ください。
問い合わせ先
女子医大麻酔科医局 <ikyoku.ac@twmu.ac.jp