2017年12月21日木曜日

(学会)ASCAの報告

皆様、こんにちは。

 ブログ編集長K先生の(後輩とは思えない…)締め切りの圧迫感に押しつぶされそうになりながら(自業自得?)、11月に開催された12th Asian Society of Cardiothoracic Anesthesia (通称ASCA) Meeting and Workshopsに野村教授と5名の医局員で参加してきましたので、ご報告致します!

 ASCA2年毎に、その名の通りアジアの都市で開催される心臓血管麻酔の国際学会のひとつです。
 因みに、過去5回のASCAは以下の場所で開催されています。
7th ASCA 2007, New Delhi
  
 2017年の今年、12th ASCAは香港での開催でした。

会場は、香港コンベンション&エキシビジョンセンターというところで、ビクトリア湾にせり出した、流線型が連なる近代的な建物でした。1997年7月1日、香港返還式典が執りおこなわれ、ニュースなどの映像が放送されたらしいです。アジア最大のイベント会場だそうです。かなり大きい施設で、ASCA以外でも色々なイベントをしていました。

 

OVERSEARS FACULTYとして、野村教授も名前を連ねています。
野村教授の講義は、「Spinal cord protection in DA/TAA surgery: To drain or not drain?」でした。その中で、動物実験ではありますが、βブロッカーが脊髄虚血に有効であるという論文を紹介されていました。ナロキソンくらいしか言われてないと思っていましたが、こんな論文もあったんですね。


他にも海外の著名な先生の講義があり、実はASCAはとても勉強になる国際学会です。特に今回も講義をされていたPerrino先生は、(今は表紙が青くなってしまいましたが、)昔「紫本」と呼ばれていた経食道心エコーの教科書「A Practical Approach to Transesophageal Echocardiography」の著者で、大変有名な先生です。

今回は「TEE assessment of RV」という講義をされていましたが、「術中TEETAPSEを測定するのは、無意味である。なぜなら、測定する角度に差があるため、術前のTTEの結果と1㎝も差が出ることがあるからです。測定するなら、Ninja TAPSEで測定するのが良いでしょう。(Ninja TAPSEについては、ここでは割愛します。)」と仰っていました。
ちなみに、その日本語版は「周術期経食道心エコー実践法」と訳され、野村教授が編集に携わっております。


野村教授とe-posterの前に居たら、そんなPerrino先生がたまたま通りかかったので、「3人一緒の写真をとって下さい」とお願いして、誰か写真をとってくれないかと周りを見回したら、「君の携帯はセルフィーができるでしょ」と言って、なぜかセルフィーしてくれました。

Perrino先生は、野村先生並みに気さくな先生でした。


 e-posterは、ディスプレイに数人分が時間差で表示されるようになっていましたが、結構早く変わってしまうので、とても皆でディスカッションができる感じではありませんでした。昔のSCAスタイルで、決められた時間にポスターの前にとりあえず立って、質問がある人とディスカッションするというものでした。

韓国の先生達は、自分たちのe-posterではない演題が表示されていたのですが、「表示されるまで待てない」といって、ディスプレイ前で写真を撮っていました。
ちなみに、私達は自分たちの演題が表示されるまで待って、写真をせわしなく撮ってきました。

また、岩手医大から、以前女子医大に心臓麻酔の国内留学に来てくれていた石川先生も参加されていました。緊急の開心術をたくさん担当してくれていたのですが、あまりの忙しさに、一時透明な存在になっていました。(医局員の皆は、女子医大はこりごりと思っているに違いないと言っていました。)それなのに、来年度から女子医大に来てくれるそうなので、皆がびっくりしていました。


学会中のランチは、チャーハンが出たり、企業のランチョンでちょっとしたランチコースがあったりで結構充実していたと思います。また、コーヒーブレイクにはコーヒー・紅茶・お茶などとちょっとしたお菓子が提供されました。


 最終日の夕食には、以前女子医大の心臓麻酔に研修に来ていた、そして来年いらっしゃるタイの先生達も合流し、皆でエビチリが有名な四川料理のお店に行ってきました。とてもおいしかったのですが、とても辛かったです。。。
野村先生、ご馳走様でした。


以下は、12thASCA in Hong Kongのまとめです。
  



13th ASCAは韓国だそうです。北朝鮮のミサイル問題とか、この時までに解決していると良いですが…。

2017年12月4日月曜日

ASA 2017 参加

2017年、10月22日。
青い空、ゆるやかに流れるチャーリー川、対面に見えるダウンタウン。
ここはそう、ボストンなのです。



2017年American Society of Anesthesiologyはここアメリカで行われました。
ボストンはアメリカはマサチューセッツ州にある都市です。それほど大きくはないですが、おそらく学力偏差値はアメリカ一と言っても過言ではないでしょう。

というのは、ここはあの有名なハーバード大学、マサチューセッツ工科大学があり、MGH(Massachusettu General Hospital)もあるのです。

MIT。手前にでかいオブジェがありました。

ハーバード大学。みんな賢そう。

MGH。エーテルドームがあるところです。

そして、そこからほど近いホールで学会は行われておりました。女子医大からもいくつか演題をだしております。さらには、ボストン留学中の小林先生も発表しておりました。ePosterかと思いきや、意図的に紙ポスターでの発表をされていました。紙でギリギリまで作成を待てることが、発表のクオリティを上げる秘訣なのだとか。


久々にお会いしましたが、相変わらずの真面目さと真っ直ぐさに普段の自分を反省しました。胸に光るMGHの職員証がまぶしかったです。

海外の学会発表は準備が大変ですが、やりがいと、そして観光の楽しみと、いろんな要素が入っていて、自分を成長させるきっかけにもなります。

ぜひトライしてみてください。


以上、翌日の発表でテンパりすぎて夜中に現実逃避してブログを書いているKでした。



2017年11月20日月曜日

10/14土 麻酔科入局説明会

先日、神楽坂にて当科の入局説明会を開催致しました。去年に引き続き幹事・司会をさせて頂きましたTです。

臨床研修でお忙しいなか、多くの初期研修の先生がお越し下さいました。満員御礼です。御参加ありがとうございました!



当科からは、尾崎教授、野村教授をはじめとし、各部門の先生方に御参加頂き、熱意あるプレゼンをして頂きました。

医局長による医局紹介・専攻医プログラムから始まり、集中治療科、TCAT(心臓麻酔チーム)、ペインクリニック、ママさん麻酔科医、海外留学、大学院と様々な御話を伺う事ができました。

医療への真摯な内容から、おもしろ留学体験など、感動あり笑いありの多岐に渡る内容でした。



司会ながら聞き入ってしまい、一番多く質問をしてしまいました。

そしてプレゼン後に、参加研修医の先生方より自己紹介をして頂き、説明会終了となりました。

また、お土産として当科御出身のM先生より、自身が監修されてる麻酔科医ハナを、参加者に寄贈頂きました。

二次会は河岸を変え、深夜まで盛り上がりました。

最後に、入局表明を下さった先生方、ありがとうございます。来年度より一緒にお仕事頑張りましょう!

説明会のスタッフと来年から先輩となる2017年入局の先生達




2017年11月6日月曜日

ある日の慰労会

先日は麻酔科を回ってくれた研修医の慰労会として、ご飯会をしました!
研修医が半分以上をしめる会となり、みんなで楽しい食事会ができました!



麻酔科では慣れないことが多く、苦労も多かったと思いますが、みんな楽しく麻酔科研修が出来たようで安心しました。

また、大久保病院の初期研修医の先生も来てくれて、嬉しかったです。



ローテーターの先生が変わっていくのはいつも寂しいですが、働く場所が違っても、これからも同じ医療という現場で一緒に頑張りましょう!



2017年10月23日月曜日

メイキング・・・?

ブログ担当Kです。
最近麻酔科内で珍しい光景を見ました。まずは写真を御覧ください。


更衣室前の廊下ですね。マスクや帽子が雑然と置いてありますが、その先を歩く人影と、それをビデオに撮る男性。


そしてまた違う場所でも、何だか不可思議なことをしています。
一体何をしているのでしょうか。

どうやら後にどこかで公開される、とあるムービーのメイキングのようです。

このブログでも紹介されると思われます。お楽しみに!


2017年10月9日月曜日

フランクフルトPNB研修

入局4年目の津久井です!

この度は医局より機会を頂き、B-Braun社主催の海外短期研修に行って参りました!

研修先はフランクフルト大学整形外科病院で、2週間みっちり末梢神経ブロックを学んで来ました!



写真はフランクフルト大学です。

朝のカンファが終わると一斉に各ope室でブロックが行われ、手術が進行していきます。
そのため、予定表を片手に手術室を行ったり来たり!

手技に対して質問すると、スタッフたちは非常に丁寧に、そしてわかりやすい英語でポイントを説明してくださいます!

そして、バッチリと局麻が神経周囲に広がると満面の笑みで、『Lovely!』『Alright!』の決めゼリフ!





こちらも負けじと「Beautiful technique!」と返すと、今度はイカしたウインクで応じてくれます!ステキ過ぎます!

今回の研修では技術だけでなく、英語で他国の医師とコミュニケーションを取ることの難しさと容易さを実感し、そしてそのために医学英語が如何に大切かを学びました。

要望次第では、後続研修もあるかも!?
是非チャレンジしてみてください!



写真はオクトーバーフェスタです。楽しかったです。

津久井

2017年9月25日月曜日

日本麻酔科学会 関東甲信越・東京支部第57回合同学術集会

日本麻酔科学会 関東甲信越・東京支部第57回合同学術集会
日時 2017年9月2日(土)
会場 京王プラザホテル 新宿
 
 例年、地方会には女子医大・麻酔科からも多くの演題が発表されます。

 今年は、心臓麻酔チームからは2演題を発表致しました。

 当たり前と言えば、当たり前かもしれませんが、「心臓血管外科麻酔(2)」の同じセッション でした。

 このセッションの座長の先生はもちろんですが、セッションに参加されていた先生方も日頃から心臓麻酔に携わっている方々だったので、発表も質問も非常に勉強になる内容でした。

 最近、良く思うのですが、発表される先生達は非常に練習されているなと感じています。

 以前は、原稿を下向いて読んで、「とにかく発表時間が終わりますように」という感じの発表者が多かったように思いますが、最近そのような発表者を見る事はまれになったと思います。

 因みに、私も非常に発表が苦手で原稿を読んでいたうちの一人です。。。ダメですね。。。

 これらの写真は、発表を終えてホッとした演者と、 ご指導頂いた尾崎先生を中央に(なぜかヤンキー座り???)ぱちりと撮りました。


 
 日々、臨床に打ち込んでいる中でも勉強する事は重要であり、また若い先生達からの思いもよらぬ質問から、逆に学ぶ事があるなと感じる今日この頃です。


 最後に、残念ながら雲が垂れ込めていますが、京王プラザホテル45階からとったスカイツリーを背後に小さく写っている女子医大病院(茶色い建物)の写真を一枚。


2017年9月11日月曜日

その日の送別会

先月行われたI先生送別会の模様をお送りします。

「ずっと前から考えてはいた」

I先生はそう言っていました。
九州にあるご実家は麻酔とは別の仕事をされており、I先生はその跡継ぎです。
だから先生は、今年八月をもって、女子医大を離れる決意をしたのでした。

送別会当日は海外学会の理事会を終了したばかりの教授も駆けつけられたり、他の先生方のお子さん達も来たりして、大盛り上がり。


主賓のはずのI先生はなんだか飲み会の一参加者のように埋もれながら、楽しくご飯を食べていました。
そして、宴もたけなわとなったその時、サプライズイベントが。



それは、I先生の写真でデコレーションされた、特大のケーキでした。
レストランには自然と拍手が沸き起こり、「ありがとう」や「頑張ってください」などの掛け声があがります。

いつも穏やかな笑顔を絶やさないI先生も、これには思わず涙。


感動的な送別会でした。

最後には皆で集まって、一枚。



「家業が駄目になったらいつでも帰って来てください、待ってます」なんて言われ、I先生は苦笑したのでした。

2017年8月25日金曜日

医局公式説明会 2017

ブログ担当Kです。
お知らせページでもご案内しておりますが、毎年恒例の麻酔科公式説明会の時期がやってまいりました。
今回もレストランをお借りして、初期研修医を対象とした説明会を行います。
対象は院内・外を問わず行っていますので、外の先生も是非ご参加下さい。
初期研修医の先生は、参加費無料です。



見学に来ていただいた時にも、ある程度説明は行っていますが、分野別に担当の先生に説明をしてもらえる機会はこれだけです。

実は院内の人間も目からウロコだったりする話が聞けたりするこの公式説明会。
将来の同期になる人間と事前に顔合わせをする……かも。

参加可能人数も限定されますので、少しでも考えている方はお早めにお申込み下さい。

なお、公式説明会に参加しなくても入局は可能ですので、残念ながは参加できなかった先生は心配しないでくださいね。


2017年8月21日月曜日

ペインクリニック学会 2017 岐阜

ブログ担当Kです。今回はペインクリニック学会のご報告をします。

場所は岐阜県岐阜市、長良川国際会議場。



東京から行くと、だいたい三時間くらいで着きます。近いような、遠いような。
今回学会がホテルを優先して押さえていたため、普通の旅行サイトでは岐阜の宿泊施設が軒並み満室となっており、名古屋に宿泊することになってしまった人も結構いたようです。

僕も名古屋のホテルから毎日参加していました。

首都圏外で行われる学会は楽しいのですが、こうなると少し大変です。暑い中スーツ着てポスターを運ぶとそれだけで滝のように汗が流れます。
学会会場である都ホテルの喫茶店でケーキと冷たいコーヒーで一息付きました。



さて、女子医大からも、いくつか演題が出ていました。出向先の先生もいらっしゃっていたりして、久々にお会いすることができて嬉しかったです。




シンポジウムの内容も、なかなか興味深いものが多く、数年前と同じようなタイトルでも、結論が変わっていたり、時代の変化を感じました。

今回学会をざっと見て思ったのですが、ペインクリニックの領域は麻酔に比べて、結構チャレンジングな報告が多いような気がします。こんな漢方使ってみました、とか、こういうケースに手術してみました、とか。なので、自分が治療を行う上で工夫できる部分が多いのかもしれません。色々考えて試したい若い先生には向いているかもですね。

僕も今回学んだことを明日からの診療に生かしたいと思います。

最後に、学会会場の近くにあった、有名かき氷屋さんの写真を一枚。



暑い夏ですが、夏バテに気をつけてお過ごしください。

2017年8月7日月曜日

2017年 麻酔科納涼会?

麻酔科Kです。今回はこのような現場からお送りします。


肉ですね。肉が焼けております。
夏といえば、肉です。バーベキューなのです。しかし、一体何が行われているのでしょうか。練士のI先生に一言お伺いしてみます。



”本日は若手医局員、研修医、見学生が集まって代官山でBBQ!
真面目な話もちょっとおバカな話もあり、若手で集まってワイワイ騒げるのがうちの医局の魅力のひとつです。”

I先生、ありがとうございました。

見学にいらっしゃった先生を見学終了後、食事にお連れすることがありますが、時々派生して研修医の先生や他の麻酔科の先生も巻き込んで、納涼会のようになることがあるんです。

病院では聞きづらいことも、こうした場所ならざっくばらんに聞けたりするし、見学の時は会えなかった若手の先生と会うことで、科全体の雰囲気も掴みやすいかもしれません。

もちろん、食事に行くのは必須ではないのでご安心ください。研修病院に戻らなければいけないと、見学後急いで帰る先生もいらっしゃいます。


飲みすぎて記憶を失っても、女子医大のことは忘れないでくださいね!

見学は随時受け付けています。フォームからいつでもご連絡ください。

http://www.twmu.ac.jp/anes/contact/




2017年7月24日月曜日

サマーセミナー2017

お疲れ様です。麻酔科ブログ担当Kです。今回は新入医局員のA先生にサマーセミナーの報告をお願いしました。

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新入局員Aです。
梅雨の関東をあとに沖縄へと旅立ち、麻酔科学サマーセミナーで発表をしてまいりました。



初めての沖縄は終日快晴で、青い海がきれいで、最高でした。



このような場での発表は初めてで、当日は緊張しましたが、丁寧にご指導いただいたことや、興味深いレクチャーを聴講できたことはとてもよい経験になりました。

懇親会では、他院の先生方と交流したり、指導医の先生方・同期とくだけた話もできたりして、楽しい夜を過ごしました。



来年は、このブログを見ている未来の麻酔科医の先生と一緒に沖縄に行けたらいいなと思います。


***

A先生、ありがとうございました。
東京ではなかなかこんなに広い空を見ることはできませんね。
入局して色々覚えることも多い中、こういう場所でリフレッシュできるとまたがんばろうって思うのではないでしょうか。

2017年7月10日月曜日

2017年 レジナビ参加!

ブロク担当Kです。今回はレジナビの感想を新入医局員の先生にお伺いしました。

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6月18日にレジナビに行ってきました!
当日は雨にも関わらず、沢山の熱意ある研修医の先生で賑わっていました。
僕らも彼らの熱気に負けないくらいの意気込みで挑みました!


最終的には十数人ほど研修医の先生方とお話しました!
割合としては1年目の先生が多かったような気がします。
研修医の先生方からは、麻酔科の研修内容に関する質問が次から次へと飛んできました。僕も正直、入ったばかりなので、淀み無く答えるのが難しい質問も。

けれど上級医の先生方もいらっしゃったので、問題なく説明することができました。大学院に進まれた先生やペインをやっている先生、そして医局長の横川先生も一緒にいらっしゃったので、とても心強かったです。

麻酔科ブースにお話に来てくれた先生方、どうもありがとうございました!
見学もお待ちしてます!


ちなみに見学は随時受け付けているので、フォームからいつでもご連絡ください!!
http://www.twmu.ac.jp/anes/contact/

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小島先生、素敵なご報告ありがとうございました。

2017年6月28日水曜日

日本麻酔科学会 恒例の食事会

 ブログ担当Kです。少し前の話になりますが、日本麻酔科学会第64回の報告をさせていただきます。

 開催場所はいつもの場所、ポートピアホテル。専門医の時にもお世話になった、麻酔科医が頻繁に足を運ぶ、神戸の人工島に建つホテルです。

 入局して何年目ともなると、ここへ来るのは何度めだろう、とか、専門医試験のときの思い出とか、色々思い起こされるのですが、入局一年目の先生方にとっては後期研修医として初めての主要学会です。

 見るもの全てが真新しく、輝いて見えることでしょう。
 専門医講習の単位数を数えながらあくせく部屋を移動する僕らとは全くちがうテンションで発表や見学をしていました。

 夜は毎年恒例の、教授と新入医局の員食事会が行われました。

 新入医局員の皆さんは、この時教授からニックネームを授かります。
 今年の皆さんはどんなニックネームを付けられたのでしょう。


 新入医局員の皆さん、 これからよろしくお願いします。

2017年6月4日日曜日

後期研修中の入局に関して

 麻酔科ブログ担当Kです。今回は、他院で一年間、麻酔科後期研修医として過ごした後、当院へと入局された先生に話を伺いました。通常は初期研修が終わった後に後期研修医として入局するものですが、新しい生活はいかがでしょう?

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▲ 当直の夕飯を検討中

 女子医大麻酔科の入局一年目、後藤です。自分は福岡県から東京女子医大麻酔科に入局しました。入局して2ヶ月、少しずつ周りが見えてきたところで、東京生活を振り返りたいと思います。 まず、女子医大麻酔科に来て感じた事ですが、他の大学や市中病院と比べると男性医師が少ない分、よく面倒を見てもらえています。仕事やプライベートの相談も気軽にでき、この2ヶ月間、心の平穏が保てていたのは先輩の先生方のおかげだと感じています。また、女子医大は立地も魅力の一つです。新宿まで地下鉄ですぐに行くことができ、地方から来た身としては大都会が近いのは少し困惑しますが、早く仕事に慣れて、この地の利を活かせたらと思います。もちろんやりにくい面もあります。病院が広いです。建物がいくつもあり、初見では確実に迷います、迷路です。時間があれば楽しいかもしれませんが、仕事中は少し参ります。内部も、現在は工事中の箇所もあり、未だに最短距離で移動できているかは疑問です。ただ、この7月に新しい手術室が誕生・稼働する予定なので、工事が終わり、きれいな環境で仕事ができるのは非常に楽しみです。まだまだ麻酔科、社会人としては未熟ですが、この東京女子医大麻酔科で少しずつ自分の目標に向かっていけたらと思います。


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 後藤先生、ありがとうございました。
地方からの移動、そして後期研修中に他の病院へと移動すること、どちらも大変だと思います。引っ越しまでして、新しい環境が自分に合わなかったらどうしよう、というのは誰でも心配に思うことです。
 そうした先生たちがスムーズに働けるよう、これからもサポートしていけたらいいな、と思います。