先月行われたI先生送別会の模様をお送りします。
「ずっと前から考えてはいた」
I先生はそう言っていました。
九州にあるご実家は麻酔とは別の仕事をされており、I先生はその跡継ぎです。
だから先生は、今年八月をもって、女子医大を離れる決意をしたのでした。
送別会当日は海外学会の理事会を終了したばかりの教授も駆けつけられたり、他の先生方のお子さん達も来たりして、大盛り上がり。
主賓のはずのI先生はなんだか飲み会の一参加者のように埋もれながら、楽しくご飯を食べていました。
そして、宴もたけなわとなったその時、サプライズイベントが。
それは、I先生の写真でデコレーションされた、特大のケーキでした。
レストランには自然と拍手が沸き起こり、「ありがとう」や「頑張ってください」などの掛け声があがります。
いつも穏やかな笑顔を絶やさないI先生も、これには思わず涙。
感動的な送別会でした。
最後には皆で集まって、一枚。
「家業が駄目になったらいつでも帰って来てください、待ってます」なんて言われ、I先生は苦笑したのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿