2013年5月12日日曜日
総合医局会 5月 日麻直前
5月の総合医局会の内容を報告します。まずは我々麻酔科医と非常に関連の深い、貼り付け型鎮痛剤の勉強会でした。
鎮痛剤のお話は滞りなく終わりましたが、そのあと、急に「2分ほどお時間を頂いてもよろしいですか」と、社員さんが服を脱ぎ始めました。医局会なのでもちろん全員ノンアルコールです。ざわつく大会議室内。
服を脱ぐとモーラス貼り付けプレゼンテーション用シャツを着用しているではありませんか。会議室は騒然。「モーラステープは一人でも背中に貼りやすいんです」と社員さんは遠慮なくプレゼンを続行しましたが、いやそんなことよりシャツが!このあとシャツに関する質問しかでなかったのは言うまでもありません。
続けて消火器外科の先生方による肝移植レビューです。体位による血圧コントロールと肝移植時の出血との関係、グラフト径と血流コントロール、生着率との関係など、わかりやすく解説してくださいました。
外科の先生方が、どんな管理を麻酔科に期待しているのか、こうしたコミュニケーションは患者さんの生命予後を高めるのにとても重要です。手術もそうですが、今はやはりチーム医療を意識して取り組むことが重要であると感じました。
ただ、外科の先生が期待する全身管理と麻酔科が目指す全身管理は時に共存しないことがあることも事実です。折衷点を見つけ出すためにも、今後もこうした話し合いは続けていきたいです。
続けて、日本麻酔科学会発表者の予演会が行われました。女子医大の発表者は手前みそながら相変わらず層が厚いです。若手からベテランの先生方までさまざまな発表の予演会が行われました。
当直で東京に残る先生もいるので、なかなか学会場で全部の先生の発表を聞くことが難しかったりするのですが、予演会があると全部聞くことができるのでありがたいです。
さらにこの日は同門会という関連病院の先生方が一気に集まるイベントが開催されましたが、それは次回のブログに持ち越したいと思います。
そろそろ暑くなってきました。衣替えの季節です。モーラス貼り付け用シャツに着替えて、クールビズでお過ごしください。練士Kでした。
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