2018年2月16日金曜日

第32回 東京・南関東疼痛懇話会 のお話

記録的寒波も過ぎ去り、ほんのり春の香りと花粉の訪れを感じています、医局員Oです。

さて、今回は先日2月3日に『第32回 東京・南関東疼痛懇話会』が開催され、私も参加させていただいたので少し記載を。



名前は複雑ですが、いわゆるペインクリニック学会の地方会です。
シンポジウムでは、緩和ケア医療のあり方、リハビリテーション現場での理学療法士の方のお話、ペインクリニックで開業されている先生方の設備やブロック法などバラエティ豊かな内容でペインクリニック科初心者の私には眼から鱗が落ちました。

セッションでは、症例報告を始めとした演題発表があり女子医大から私とNTT関東病院で研修中のF先生の二演題でておりました。

F先生


ポスター発表と思いきや口演だったので少し緊張しましたがなんとか無事に終えることができました。

様々な症例を学ぶことができ、とても有意義な一日でした(^^)。

2018年1月22日月曜日

360°の手術室

こんにちは。医局員Hです。

先日当院の手術室で、とある撮影が行われました。今日はその様子をご紹介したいと思います!



全身麻酔で手術を受けるとなると、誰でも緊張しますよね。もちろん、麻酔や手術については事前に十分な説明をし、なるべく安心して手術を受けていただけるよう心掛けています。

ただ、 小さなお子さんが手術を受けられる場合には、言葉で説明することに限界があるため、手術当日、子供達は突然日常とは全く違う環境に置かれることになります。

こうした子供達のために、手術室ってどんなところ?どんな人達がいるの?麻酔って何をするの?
ということを、実際の映像とともに体感できるシミュレーションビデオを製作することにしました。

このシミュレーションビデオによって、非日常の空間である「病院」「手術室」に少しでも慣れてもらい、子供達の恐怖心を和らげることができたらと考えています。
また、子供達が手元から離れた後どのような環境に置かれるか、御家族に伝えることにも役立つのではないかと期待しています。



休日の手術室を貸し切って行われた撮影会。この日の主役は、360°どの方向も撮影可能な、3Dカメラくんです!!(値段にすると○百万円もするらしい…機械に疎い私もテンションがあがる)



このカメラを患者さんに見立てて撮影することで、手術室に入ってから麻酔で眠りに落ちるまでを、子供達目線で映像化できるというわけです。何テイクか繰り返し、皆で意見を出し合って良いものが出来ました!

編集を経て仕上がるのが楽しみです♪


注:本研究は、先端生命医学研究所主体で行われているものです。

2018年1月9日火曜日

後期研修二次募集について

初期研修医の皆様、研修終了まで後3ヶ月をきりましたが、後期研修先はお決まりでしょうか?

専門医制度の変更に伴い、後期研修にも人数制限が出てしまう世の中となってしまいました。

なりたい科はある、けれどなれない。

後期研修医の採用事情は、一昔前は考えられなかった厳しい状況にあります。

女子医大は専門医に必要な症例を経験できる施設を本院・関連病院で有しており、まだ後期研修医を採用できる枠があります。

麻酔科になりたいけど病院が決まらない……

そんなジレンマに悩んでいませんか?

まずはご連絡を!
現在悩んでいる、という方も歓迎します。

moz@twmu.ac.jp


2018年1月8日月曜日

『パネトーネ』

 年が明けて一週間が過ぎました。

 今回の記事は時間的には少し遡りますが、年末はクリスマスより少し前にあった出来事です。

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 皆さんは、『パネトーネ』が何か、ご存知でしょうか。


 パネトーネとは、「幸せの贈り物」と言われ、イタリア北部に起源をもつ天然酵母(パネトーネ種)を使って作られたパンの王様で、パンドーロと共にクリスマス特有の菓子の一つでイタリアの伝統的な菓子パンの事です。

 イタリアからうちの医局に研修に来られているキアラ先生が、クリスマスが近い事もあり、持ってきてくれました!



 持ってきてくれたパネトーネは、500年ほど前の作り方で、焼き上がりの工程に5日もかかるものだそうです。ふわふわな食感の素朴なお味のパンで、とても美味しかったです。

 底の方はちょっとしっとりして、個人的にはここが一番美味しいなと思いました。
 ふと隣を見ると、底の部分をむしゃむしゃと食べる医局員S先生の姿が。


 おそらく同じ事を思っていたに違いありません。

 控室に、少し早いクリスマスが訪れたのでした。
 キアラ先生、ありがとうございました!



2018年1月1日月曜日

2018年 元日

 明けましておめでとうございます。
 さて、年も明けましてブログ編集担当Kが何をしているかというと……。

 当直ですね。

 いやでも1月1日の当直はいいんですよ。
 例年落ち着いた当直業務になることが多いですから。

 しかも、本日は当直でご一緒させていただいているS先生のご厚意により、夕飯はお節と相成りました。



 ほら、美味しそうでしょう。黒豆も、数の子も、田作りも入っているんですよ。
 海老や魚の煮付けや西京漬け、いくらまで入っていました。豪華wwwww。

 実は朝一から手術がありまして、「なんだか正月っぽくないなぁ」なんて思っていましたが、これでようやくバランスが取れたような感じです。

 今年も頑張ろうと思いました。

 ブログを御覧の皆様、今年も女子医大麻酔科をよろしくお願いします。

2017年12月21日木曜日

(学会)ASCAの報告

皆様、こんにちは。

 ブログ編集長K先生の(後輩とは思えない…)締め切りの圧迫感に押しつぶされそうになりながら(自業自得?)、11月に開催された12th Asian Society of Cardiothoracic Anesthesia (通称ASCA) Meeting and Workshopsに野村教授と5名の医局員で参加してきましたので、ご報告致します!

 ASCAは2年毎に、その名の通りアジアの都市で開催される心臓血管麻酔の国際学会のひとつです。
 因みに、過去5回のASCAは以下の場所で開催されています。
7th ASCA 2007, New Delhi
  
 2017年の今年、12th ASCAは香港での開催でした。

会場は、香港コンベンション&エキシビジョンセンターというところで、ビクトリア湾にせり出した、流線型が連なる近代的な建物でした。1997年7月1日、香港返還式典が執りおこなわれ、ニュースなどの映像が放送されたらしいです。アジア最大のイベント会場だそうです。かなり大きい施設で、ASCA以外でも色々なイベントをしていました。

 

OVERSEARS FACULTYとして、野村教授も名前を連ねています。
野村教授の講義は、「Spinal cord protection in DA/TAA surgery: To drain or not drain?」でした。その中で、動物実験ではありますが、βブロッカーが脊髄虚血に有効であるという論文を紹介されていました。ナロキソンくらいしか言われてないと思っていましたが、こんな論文もあったんですね。


他にも海外の著名な先生の講義があり、実はASCAはとても勉強になる国際学会です。特に今回も講義をされていたPerrino先生は、(今は表紙が青くなってしまいましたが、)昔「紫本」と呼ばれていた経食道心エコーの教科書「A Practical Approach to Transesophageal Echocardiography」の著者で、大変有名な先生です。

今回は「TEE assessment of RV」という講義をされていましたが、「術中TEEでTAPSEを測定するのは、無意味である。なぜなら、測定する角度に差があるため、術前のTTEの結果と1㎝も差が出ることがあるからです。測定するなら、Ninja TAPSEで測定するのが良いでしょう。(Ninja TAPSEについては、ここでは割愛します。)」と仰っていました。
ちなみに、その日本語版は「周術期経食道心エコー実践法」と訳され、野村教授が編集に携わっております。


野村教授とe-posterの前に居たら、そんなPerrino先生がたまたま通りかかったので、「3人一緒の写真をとって下さい」とお願いして、誰か写真をとってくれないかと周りを見回したら、「君の携帯はセルフィーができるでしょ」と言って、なぜかセルフィーしてくれました。

Perrino先生は、野村先生並みに気さくな先生でした。


 e-posterは、ディスプレイに数人分が時間差で表示されるようになっていましたが、結構早く変わってしまうので、とても皆でディスカッションができる感じではありませんでした。昔のSCAスタイルで、決められた時間にポスターの前にとりあえず立って、質問がある人とディスカッションするというものでした。

韓国の先生達は、自分たちのe-posterではない演題が表示されていたのですが、「表示されるまで待てない」といって、ディスプレイ前で写真を撮っていました。
ちなみに、私達は自分たちの演題が表示されるまで待って、写真をせわしなく撮ってきました。

また、岩手医大から、以前女子医大に心臓麻酔の国内留学に来てくれていた石川先生も参加されていました。緊急の開心術をたくさん担当してくれていたのですが、あまりの忙しさに、一時透明な存在になっていました。(医局員の皆は、女子医大はこりごりと思っているに違いないと言っていました。)それなのに、来年度から女子医大に来てくれるそうなので、皆がびっくりしていました。


学会中のランチは、チャーハンが出たり、企業のランチョンでちょっとしたランチコースがあったりで結構充実していたと思います。また、コーヒーブレイクにはコーヒー・紅茶・お茶などとちょっとしたお菓子が提供されました。


 最終日の夕食には、以前女子医大の心臓麻酔に研修に来ていた、そして来年いらっしゃるタイの先生達も合流し、皆でエビチリが有名な四川料理のお店に行ってきました。とてもおいしかったのですが、とても辛かったです。。。
野村先生、ご馳走様でした。


以下は、12thASCA in Hong Kongのまとめです。
  



13th ASCAは韓国だそうです。北朝鮮のミサイル問題とか、この時までに解決していると良いですが…。

2017年12月4日月曜日

ASA 2017 参加

2017年、10月22日。
青い空、ゆるやかに流れるチャーリー川、対面に見えるダウンタウン。
ここはそう、ボストンなのです。



2017年American Society of Anesthesiologyはここアメリカで行われました。
ボストンはアメリカはマサチューセッツ州にある都市です。それほど大きくはないですが、おそらく学力偏差値はアメリカ一と言っても過言ではないでしょう。

というのは、ここはあの有名なハーバード大学、マサチューセッツ工科大学があり、MGH(Massachusettu General Hospital)もあるのです。

MIT。手前にでかいオブジェがありました。

ハーバード大学。みんな賢そう。

MGH。エーテルドームがあるところです。

そして、そこからほど近いホールで学会は行われておりました。女子医大からもいくつか演題をだしております。さらには、ボストン留学中の小林先生も発表しておりました。ePosterかと思いきや、意図的に紙ポスターでの発表をされていました。紙でギリギリまで作成を待てることが、発表のクオリティを上げる秘訣なのだとか。


久々にお会いしましたが、相変わらずの真面目さと真っ直ぐさに普段の自分を反省しました。胸に光るMGHの職員証がまぶしかったです。

海外の学会発表は準備が大変ですが、やりがいと、そして観光の楽しみと、いろんな要素が入っていて、自分を成長させるきっかけにもなります。

ぜひトライしてみてください。


以上、翌日の発表でテンパりすぎて夜中に現実逃避してブログを書いているKでした。