2020年6月21日日曜日

これで気管挿管はお任せあれ!





今日も梅雨の空模様で肌寒い…

がしかし初期研修医の眼差しは暑い!否、熱い!

1か月という短い麻酔科ローテーションで終わってしまう先生たちは多いですがその中でも挿管に対しては特に習得しようと頑張ってくれます。

挿管手技は麻酔科の登竜門ですが、どの科にいっても使える技術で急変時には求められることが多々あります。
骨董鏡(喉頭鏡)しかない病院もあれば最先端のビデオ喉頭鏡を備えてる病院もあります。
当院の手術室も全症例にMcGRATH™で挿管するようになって大分経ちますが、研修医の先生たちには1つのデバイスだけでなく様々なものに触れてもらい、その特性を理解し、使いこなせるようになって卒業していってもらってます。

また病棟などで陥りがちな”食道挿管”は非常に危機的な合併症であり、その発生頻度を少しでも減らせるように挿管して満足ではなく、必ず何重にも確認することを指導しています。

気管挿管は任せて!といえる先生方が増えるように僕らも日々頑張っております。


『先生、声帯みえました!(`・ω・´)b』


2020年6月12日金曜日

将来を悩む君たち(研修医)へ


皆さんは人生の岐路に立った時、何を標としますか?

この時期の研修医の先生たちで選択する科や医局が明確に決まっているという人は少ないのではないでしょうか。

内科もいいな、最近は手技も増えているしな、でもあそこには厳しい指導医がいるしな~、外科も面白そうだけど朝が早くて体力もつかな~、マイナーも魅力的だけど長くやっていけるかな~…などなど

今回はそんな岐路に立っている研修医2年目の先生方へ長坂教授から人生を選択していくための鍵をプレゼントしていただきました。

MGH(Massachusetts General Hospital)での経験や飛行機での心肺蘇生、様々な恩師との出会いの話を紹介しながら、医局を決めるときに重要な点として以下の3つを挙げられました。

・多くの症例に出会える環境
・名物といわれるような恩師の存在
・雰囲気の良い医局

この中でも特に雰囲気の良い医局であることが今後長く楽しく働いていくために重要であると強調されていました。


雰囲気の良いとは?

明るい、楽しい、人が多い、勉強になる、働きやすい、同期と切磋琢磨できるなど、その意味するところはたくさんあり、人それぞれ違います。

皆さんはこれから色々な病院や医局を見学しに行くと思いますが、容易に決断できないことが多いと思います。
そこで是非やってみてほしいのは1年後自分がそこで働いていることを想像し楽しく働いていける雰囲気の良い医局かどうかを見てみてください。
きっと後悔の少ない決断ができると思います。

当講座もそのように感じてもらえるように雰囲気作りも大事にしていますので是非見学に来て感じてみてください。

2020年6月7日日曜日

Basics of Anesthesia勉強会が始まりました!

こんにちは。入局1年目のKです。
6月から始まった「Basics of Anesthesia勉強会」についてご紹介します!

今年度より着任された長坂教授は熱心に若手教育に取り組んでくださっています。その教育方針の一環として、当科では後期研修医にBasics of Anesthesiaを通読することを推奨されています。
・・・ただ、日本語の教科書すらまともに読んでいないのに英語の教科書なんて読めるわけもありません。笑
そこで始まったのが今回の企画です。上級医の先生方が各章を担当しわかりやすいスライドで解説してくださります。

普段の臨床で上級医の先生方からたくさんのご指導をいただきますが、教科書を通読することで知識が整理され理解が深まります。1年かけて1冊を通読し、毎年繰り返します。専門医試験の頃には3回通読していることになります!

記念すべき第一回は「術前評価」についてでした。
(写真)

当院では6月から見学が再開されています。
私自身、たくさんの医局を見学して東京女子医科大学を選びました。圧倒的な症例数、充実した指導体制、明るい雰囲気が理由です。麻酔科医を志す研修医の先生には是非見学に来ていただきたいですそして一緒に楽しく実りある研修を過ごすことができたら幸いです




2020年6月1日月曜日

医療練士(後期研修医)になって

こんにちは、入局1年目のHです。 
今日は入局1年目の私の1日を紹介したいと思います。
当科へ興味を持ってくださっている方へ参考になればと思います!

7:30 出勤、麻酔準備   (早起き)
8:00 モーニングカンファで症例のプレゼン   (ドキドキ)
8:20 入室、麻酔開始   (やったるぞ)
12:00 お昼交代   (ハラペコ)
15:00 手術終了   (達成感)
16:00 翌日の症例の予習、相談   (少し眠い)
17:00 退勤    (ハッピー)

現在はCOVID-19の影響で手術件数は減っていますが、大体こんな感じで毎日過ごしています。1日に担当するケースとしては1-2件といったところでしょうか。
次の日の症例の勉強をする時間も十分に確保されていて、毎日充実した麻酔ライフを送っています!
正直なところ研修医ではなく「麻酔科医」として手術に臨むのは緊張感が格段に違いますが、それでも上の先生にフォローしてもらいながら多くの経験を積んでいます。

……とここまで書いてみて思いました。
「百聞は一見にしかず」
そうです、、ぜひ見学にいらしていただきたいのです!我々後期研修医のカッコいいところ、カッコ悪いところ、(もちろん上の先生方のカッコいいところも)が余すとこなく見ていただけると思います!

先ほどの記事にもある通り、6月から見学が再開となりました。実際、私も女子医大を選んだ理由としては見学の時の印象が一番でしたので、来て、見て、感じてみてください!!

お待ちしております(^^)

写真:全症例ゴーグル、N95マスク、カバーをして気管挿管・抜管 COVID-19対応してます!