2012年4月25日水曜日

岡山大学 救急科 国内留学体験記

麻酔科 助教のSです。

東京女子医科大学麻酔科学教室入局後、ローテーションでICU研修した際に、感染症や栄養など手術部麻酔では得られない知識に直面し、より幅広い知識を得るため、ICU小谷先生、尾崎教授の勧めで201010月より20119月まで1年間、岡山大学病院救急科へ国内留学をしてまいりました。

岡山大学病院救急科は多発外傷、重症熱傷、中毒、四肢切断、脳卒中、急性冠症候群をはじめ、すべての重症救急患者を受け入れています。救急研修ではそれらの患者さんの初療からICUまでこれまでとはまた違った知識を求められましたが、呼吸管理、循環管理など手術部麻酔で得た知識と技術を土台に研修することができました。特に、自分が主治医になって治療方針についてディスカッションしたり、リハビリや転院先についてご家族やソーシャルワーカー、コメディカルスタッフの方々と話し合ったり、より深く患者さんの治療にかかわることができました。気道確保に関しては麻酔科以外の出身の先生に対して情報提供することができたように思います。

岡山の「かきおこ」の味は忘れられません。

救急研修を許可いただいた尾崎教授はじめ麻酔科の先生方、また、研修を快く受け入れてくださった岡山大学救急医学講座の氏家教授に深く感謝申し上げます

0 件のコメント:

コメントを投稿