2013年4月13日土曜日

新年度最初の総合医局会


 4月13日 医局長も変わり、新しい人も入り、医局員がいろいろ入れ替わって初めての総合医局会が開催されました。

 説明会は新しいPCAポンプです。新しい機械がすぐに入るのが当医局の特徴でもあります。普通新しい機械が入るまでは、審査やら前の機械を廃止するやら手続きが多いものです。

 学会などでしか新しいものに触れられず、『あれがあったら便利なのになー』で終わってしまいがちです。新しいPCAポンプはスマホのような見た目で、PCで入れ方を調節するのだとか。なので、汎用性があり、プログラムを組むことで今後の麻酔トレンドの変化に対応しうる仕様になっておりました。


  次は新入医局員の紹介です。麻酔経験のある先生1名、後期研修医8名(1名は緊急をかけていたので欠席)、ICU専属の先生1名と、多くの入局者が4月から入ってくださいました。それぞれ自己紹介をしていただきましたが、バックグラウンドがかぶらないんですね。派閥がない。これは麻酔科のある他大学にはない特徴ではないでしょうか。おかげで顔と名前は一致しても出身大学がなかなか覚えられません。みなさん、よろしくおねがいします。


 
 
 最後は抄読会と海外留学報告、学会の優秀演題発表でした。抄読会では、神経ブロックにおける効果の程度や効き始める時間の差に関する論文を紹介。また、ブロックに用いる薬は2剤を混合して使うケースがありますが、その際の中毒閾値の低下などについて分かりやすく説明してくださいました。

 海外留学報告ではサンフランシスコに留学され、脳動脈瘤と肥満細胞に関する研究をされていたW先生から、動物実験を成功させていった過程や海外のオペ室の話など、普段聞けない話を効かせて頂きました。

 F先生の集中治療学会の優秀演題発表は、ARDSとAKIの関係を統計学的に解析したもので、かなり面白い内容でした。最優秀演題が演者から聞けるなんて贅沢な医局会ですね。

 総合医局会は月一回の頻度で行われ、長い時もあってちょっと疲れもするのですが、貴重な話を聞けるのも事実なので、毎月少しだけ楽しみにしています。


 でも、できれば録画して2倍速くらいで聞きたいな! 切実に思う練士Kでした。

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